日本車輌製造(日本車両)はこのほど、米国子会社の日本車両USAが増資・減資を行うことを取締役会で承認したと発表した。増資の全額を日本車両が引き受け、米国における鉄道車両製造事業の立て直しを諮る。
発表によると、日本車両USAは前期に多額の損失を計上。2014年度末には1億3000万ドルの債務超過になっている。このため日本車両は、1億5500万円ドルの増資を引き受けて債務超過を解消。その後、日本車両USAが無償減資を実施して、2014年度末で約1億8800万ドルある累積損失を解消する。
日本車両は「米国での鉄道車両製造事業の立て直しを図るため、グループの総力を挙げてこれを支援して参ります」としている。