「どうしてこうなったのか…」登校中の小学生にクルマ突っ込む

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20日午前7時50分ごろ、大阪府豊中市内の市道を走行していたワゴン車が前走車を追い抜こうとして路外に逸脱。登校していた小学生の列に突っ込む事故が起きた。この事故で小学生5人が重軽傷。近くにいた自転車1台も巻き込まれ、40歳の女性が軽傷を負っている。

大阪府警・豊中署によると、豊中市柴原町5丁目付近で片側1車線の直線区間。ワゴン車は前方で右折待ちをしていた車両を追い抜くように対向車線側を走行。前方を歩いていた登校中の小学生5人を次々にはね、そのまま路外に逸脱。交差点手前で止まっていた40歳の女性が乗る自転車にも接触し、住宅の外壁に突っ込んだ状態で停止した。

この事故でクルマの下敷きとなった7歳の男児が頭部強打で意識不明の重体。11歳の男児2人が骨折などの重傷。小学生2人と、自転車の女性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。警察はクルマを運転していた同市内に在住する50歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

聴取に対して女は「事故を起こしたことは間違いないが、どうしてこうなったのかわからない」などと供述しているようだ。現場にブレーキ痕は見当たらないことから、減速しないまま突っ込んだものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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