「遺体の脳から記憶を取り出す」…未来の犯罪捜査サスペンス劇

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「秘密 THE TOP SECRET」主演に生田斗真、清水玲子の傑作マンガを大友啓史監督が映画化
  • 「秘密 THE TOP SECRET」主演に生田斗真、清水玲子の傑作マンガを大友啓史監督が映画化

マンガ家・清水玲子の代表作『秘密 ―トップ・シークレット―』が実写映画化される。しかも監督は映画『るろうに剣心』3部作で空前のヒットを飛ばした大友啓史監督である。映画製作決定、2016年公開が発表されて以来、大きな注目を浴びる本作が再びサプライズな発表をした。
5月6日に、本作の主要キャストが発表された。主演となる死者の脳内映像を再現し、迷宮事件を捜査する薪剛に生田斗真、そして新人捜査官・青木一行に岡田将生を起用する。ビッグな役者に映画への関心はますます高まるに違いない。

『秘密 ―トップ・シークレット―』は、最先端の科学技術によって死んだ人間の脳から、その人が過去に経験した記憶を映像するMRIスキャナーが発明された時代の話だ。主人公の薪剛は、このMRを駆使して迷宮入り事件を解き明かす科学警察研究所法医第九研究室(第九)に務める天才的な頭脳の持ち主である。一方で彼自身が心にトラウマを抱えていた。
彼を中心に新人・青木一行、栗山千明が演ずる科警研監察医・三好雪子らがドラマを盛りたてる。さらに今回映画のオリジナルキャラクターが登場することが明らかになった。大森南朋が演じる熱血刑事の眞鍋駿介である。

原作はマンガ誌「メロディ」(白泉社)』で1999年より連載されている。その衝撃的なストーリーから大きな話題を呼び続けている。2008年にはマッドハウス制作でテレビアニメシリーズ『秘密 ~The Revelation~』にもなった。さらに2011年には第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞も受賞するなどその評価の高さも折り紙つきだ。
本作を映像化するのが大友啓史となれば、ファンの期待も高まるだろう。映画「るろうに剣心」シリーズでは原作の持ち味をたっぷりと活かす一方で、映画ならではのアクションシーン、そして役者の魅力を盛り込み絶賛された。そんな大友啓史が描く『秘密 THE TOP SECRET』はいまから楽しみな作品だろう。

『秘密 THE TOP SECRET』
2016年公開
監督:大友啓史 企画・配給:松竹
http://himitsu-movie.jp/

■ 生田斗真コメント
「「秘密」という映画で薪剛というキャラクターを演じさせていただきます。
大友啓史監督のもと撮影が進んでいます。
岡田将生くんとは久しぶりの共演です。
お互いが歩んできた道程や、これまで経験してきた事を現場で出しあいながら、素敵な化学反応を起こせればと思っています。
撮影現場では、スタッフキャストの方々が『室長!』と呼んで下さいます。
少し偉くなった気分です。
気持ちがいいです。
偉そうに、他人を見下しながら、人間の脆さと強さ、絶望と希望を表現できればと思っています。
是非ご期待下さい。」

■ 岡田将生コメント
「大友組、初参加。緊張と興奮、2つの感情が混ざり合って震えています。そして、生田斗真さん。久々に先輩とご一緒できるのは嬉しすぎます。 監督キャスト・スタッフ、みなさんと最高の作品にしたいと思っています。
クランクアップまで精一杯頑張りたいと思います。」

■ 大友啓史監督コメント
「四年前から企画し、ようやく実現に辿り着きました。死者の記憶の映像化、最先端の脳科学システム、突出したキャラクターと限界ギリギリの人間ドラマ。原作者の清水さん、僕は女性コミックという装丁には惑わされませんよ(笑)。
原作が取り上げるテーマは、私たち人間存在の心の奥底に突き刺さります。映像化は、「るろうに剣心」に続く大冒険です。力強いキャスト・スタッフと共に、「心に突き刺さる映画」を目指します。ご期待ください。」

■ 清水玲子(原作)コメント
「漫画はワンマンで配役から脚本まで自由に決められますが、感動するには読者の想像力を必要とします。そんな紙の上の2次元で生まれた薪と青木、そして『秘密』の世界が今回、大友監督という希有な監督により3次元で映像化される機会に恵まれました。
大友監督の新作というだけなら単純にわくわくして待ってられるのに、そこに自分が関わってくるとなると申し訳ないような怖いような『楽しみ』+『?』な不思議な感じです。」

「秘密 THE TOP SECRET」主演に生田斗真、清水玲子の傑作マンガを大友啓史監督が映画化

《animeanime》

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