事故を起こしたのは帰宅途中の警官、ひき逃げ容疑で逮捕

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4月上旬に埼玉県草加市内で発生した軽傷ひき逃げ事件について、埼玉県警は24日、草加署に所属する42歳の巡査部長の男が容疑に関与したと断定し、ひき逃げ容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているという。

埼玉県警・交通捜査課によると、問題の事故は2015年4月3日の午後10時55分ごろ発生している。草加市北谷1丁目付近の国道4号(片側2車線の直線区間、信号機なし)で、交差する市道から国道へ左折進入しようとしていた軽乗用車が、歩道を進行してきた自転車と衝突した。

自転車は転倒し、乗っていた17歳の男子高校生が肩を打撲するなどの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

被害を受けた高校生と、後続車の運転者が逃走したクルマのナンバーや特徴を記憶していたが、このクルマは草加署・生活安全課に所属する42歳の巡査部長の男が所有するものと判明。巡査部長から任意で事情を聞いていたところ、容疑への関与を認めたことから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して巡査部長は「逃げたことは間違いない」などと供述しているようだ。事故当時は勤務を終え、帰宅する途中だったとみられる。警察ではさらに事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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