飲酒運転でパトカーと正面衝突、陸上自衛官の男

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大阪府高槻市内の市道で乗用車を飲酒運転するとともに、パトカーとの衝突事故を起こして警官2人を負傷させたにもかかわらず逃走したとして、大阪府警は18日、44歳の陸上自衛官の男をひき逃げなどの容疑で逮捕した。飲酒運転中の事故を認めているという。

大阪府警・高槻署によると、問題の事故は17日の午後11時20分ごろ発生している。同署員が高槻市中川町付近の国道171号(片側2車線のカーブ)をパトカーでパトロールしていたところ、対向車線側から逸脱してきた乗用車と正面衝突した。

この事故でパトカーは中破。乗っていた46歳の男性警部補と、56歳の男性巡査部長が打撲などの軽傷を負ったが、逸脱側のクルマは現場からそのまま逃走。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

付近で目撃されたナンバーなどから同市内に在住し、陸上自衛隊・千僧駐屯地に所属する44歳の自衛官の男が所有するものと判明。事情を聞くために自宅を訪問したところ、衝突痕のあるクルマを発見した。警察は18日未明に男を自動車運転死傷行処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

逮捕後の呼気検査で、男からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出。聴取に対しては「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しており、警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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