ナンバープレート窃盗で逮捕の2人、警官殺害事件にも関与か

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大阪府警は11日、3月中旬に大阪府大阪市東住吉区内の駐車場で、駐車中の軽乗用車からナンバープレートを盗難したとして、31歳と21歳の男を窃盗容疑で逮捕した。交通違反取締り中の警官を故意にはねて殺害した事件に関与した疑いもあり、関連を調べている。

大阪府警・捜査1課によると、逮捕された2人の男は2015年3月12日の午後4時25分ごろ、東住吉区内の駐車場に侵入。駐車中の軽乗用車からナンバープレート2枚を盗み出した疑いがもたれている。

このナンバープレートは同日の午後4時5分ごろに浪速区恵美須東3丁目付近で発生し、交通違反取締り中の警官がはねられて死亡した事件で、後に平野区内で発見された容疑車両とみられる軽乗用車に取り付けられていた。

警察では容疑車両の発見を遅らせる目的で容疑者が盗難プレートを装着したものと判断。現場近くの防犯カメラ映像を分析した結果、3月14日に21歳の男を窃盗容疑で逮捕。覚せい剤使用歴が判明したことから、4月3日に覚せい剤取締法違反容疑で再逮捕していた。

この捜査の過程で、事故当時にクルマを運転していたとみられる31歳の男の存在が浮上。警察では男の行方を追っていたが、11日に出頭してきたことから、窃盗容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「浪速区で事故を起こした」などと供述しており、警察では警官殺害にも事情を知るものとみて、2人を厳しく追及するとともに、改めて事件発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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