日立製作所は19日、日立アジア(マレーシア)及びサンウェイPFMとエネルギーマネージメント分野での協議に関する覚書を締結した。
日立とサンウェイPFMは、サンウェイ・グループが所有・運営する不動産において、日立の省エネや制御などのエネルギー・ソリューションを導入するための実証実験を共同で実施する。第一弾としてサンウェイグループ本社ビルであるメナラ・サンウェイにおいて省エネ関係の実証試験を行う。実証試験で有効性が認められた場合、他の施設での更なる試験や、商用化に向けた検討を行う予定だ。
日立は、技術やノウハウを活用し、サンウェイが所有・運営する施設のエネルギー効率を上げることで、マレーシアの低炭素社会の実現に貢献することを目指す。
日立とサンウェイはビジネスパートナーとして、2013年4月に日立システムズとマレーシアのサンウェイ・テクノロジー間で、マレーシアを所在地とする合弁会社日立サンウェイ・インフォメーション・システムズを設立。それ以来幅広い分野での協業や提携について協議している。