三井化学、自動車内装用樹脂などの中国新工場が稼働開始

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三井化学功能複合塑料(上海)有限公司
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三井化学は3月16日、自動車内装用樹脂および特殊接着樹脂を製造する中国・上海の新工場が稼働を開始したと発表した。

三井化学は、2012年10月中国上海市にミラストマーおよびアドマーを製造・販売する「三井化学功能複合塑料(上海)有限公司」を設立。プラント建設を進めていた。

ミラストマーは、加硫ゴムのような柔軟性を備え、様々な成形法に対応可能。密度が低く軽量なため、窓枠や内装表皮材など、自動車部品等に数多く使用され、燃費の向上が期待されている。

アドマーはガスバリアー性樹脂や金属、ガラス、セラミックス等の基材に強力に接着する特長を持ち、幅広い成形加工法に対応。食品包装材分野のほか、自動車用の燃料タンクなどに用いられている。

三井化学功能複合塑料は、拡大する中国の自動車および包装パッケージ市場ニーズに対応した高機能な樹脂製品を製造・販売していく。また、将来的には、中国華東地区における三井化学グループ全体のコンパウンド拠点として役割を拡大させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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