ボーイング、ソフトバンクの衛星通信サービス会社に資本参加

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ボーイングは、日本国内での災害救援活動向けに衛星通信サービスの提供を目指すソフトバンク・サテライト・プランニングに資本参加したと発表した。

ソフトバンク・サテライト・プランニングとボーイング・サテライト・システムズ・インターナショナル(BSSI)は今後、基本構想の評価と、総務省への提案を共同で行う。

ボーイングは、1990年後半に「Thuraya」(スラヤ)通信衛星で最初の衛星災害救援活動支援システムの運用を開始した。現在、中東、北・中央アフリカ、ヨーロッパ、中央アジア、インド大陸で携帯電話、データ・ファックス通信、メッセージサービスを提供している。

また、ボーイングはメキシコの通信衛星Mexsatの製造契約を受注しており、全面運用が始まる2016年には、災害時や緊急時の通信サービスの確保と遠隔医療が可能となり、遠隔地域の通信アクセスが向上する見通し。

ボーイングの衛星の一つである702HP型機は、モバイル通信用に設計されている。ボーイングでは、ソフトバンクグループと共同事業を行うにあたり、システムに求められる技術的要件に関する知識と、衛星の周回軌道運用における経験を共有するとしている。

《レスポンス編集部》

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