コンチネンタルが発表した2014年12月期連結決算は、純利益が前年同月比23.5%増の24億ユーロとなった。
売上高は、中国と北米が好調だったことから、同3.5%増の345億ユーロと増収となった。為替換算で4億7000ユーロのマイナス、連結範囲の変更で4.2%の増収効果があった。
EBITは2.5%増の33億ユーロで、EBITマージンが前年より0.1ポイントダウンの9.7%だった。調整後EBITは、買収関連の減価償却と特殊効果によって同3.7%増の39億ユーロとなった。資本利益率(ROCE)は、20%となり、5年連続で増加した。
今期はヴェヤンステクノロジーの買収効果13億ユーロを含めて、同9%増の375億ユーロを計画する。北米とアジア、特に中国での需要増加を見込んでいる。調整後EBITマージンは10.5%を上回る見通し。
一方、同社は、2020年までの成長プランを発表した。総重量が6トンまでの車両の生産台数は、1~1億0500万台程度と予測し、消費者の需要増と、安全性や燃費に関する規制強化で、エレクトロニクスやソフトウェアの車両搭載が成長する見通し。このため、同社では2020年までに利益を伴った売上高500億ユーロ以上を目標とする。