マレーシア航空MH370便乗客の華人親族、死亡取消し求めデモ

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マレーシア航空17便の犠牲者に祈りを捧げる関係者(資料画像)
  • マレーシア航空17便の犠牲者に祈りを捧げる関係者(資料画像)

昨年3月にクアラルンプールから北京に向かう途中で消息を絶ったマレーシア航空(MAS)MH370便について、乗客の親族らが12日、乗客乗員全員が死亡したとするマレーシア政府による認定を取り消すよう求めてデモを行った。

デモを行ったのは15人の中国系の乗客の親族らで、MASの事務所の前に集まり、炎天下の中「Pray for MH370(MH370に祈りを)」と書かれたTシャツを着てシュプレヒコールを上げた。

親族らは、認定取り消しを求めた他、調査結果を全て公開し、透明性を向上させること、民間の調査機関を立ち上げることを求めた。訴えを記した書簡をMASのアハマド・ジャウハリ・ヤハヤ最高経営責任者(CEO)に手渡し、30分間面会した。アハマドCEOとは後日、親族から3人が代表して会合を持つ予定となっている。

マレーシア民間航空局(DCA)は1月29日、MH370便が事故により墜落し、239人の乗員乗客が全員死亡したと認定するとの声明を発表した。受け入れられない親族らは、怒りや悲しみをあらわにし、発表会見を中止するよう求める声も上がった。
(ザ・サン、2月13日、AFP、2月12日)

広瀬やよい

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