ルフトハンザドイツ航空は、16機目となるボーイング747-8型機を調達、定期運航便に投入すると発表した。
「空の女王」と称されるB747-8型機は、退役したボーイング747-400型機に代わってルフトハンザのジャンボ機材に加わる。
今回引き渡しを受けた747-8型機のテールナンバーは、「D-ABYR」で、ルフトハンザが2015年に導入する同型機4機のうちの1機。今後、数カ月間にわたって、同社の母港となるフランクフルトには最新のジェット機が相次いで到着する予定。
ルフトハンザでは、747-8型機4機のほか、エアバスA380型機2機、A320ファミリー10機の引き渡しを控えているほか、貨物部門ルフトハンザ カーゴも、ボーイング777F型貨物機1機を受領する予定。
今回引き渡しを受けた機材は、ルフトハンザ・テクニークがキャビンを整備、運航免許を取得した後、2月中旬から定期航空便に投入される予定で、最初の目的地はニューヨークとなる見込み。
最新技術と高い快適性を備えた747-8型機への投資額は、3億6000万米ドル超(カタログ価格)。
747-8型機は最新のエンジンを搭載しているため、燃油消費量は少なく、燃料効率を改善する。乗客1人当たりの二酸化炭素排出量は15%減、騒音も30%抑えられる。
ルフトハンザグループは現在、機材の抜本的なリニューアルを実施している。過去数年間の機材発注で、現時点で最新の航空機263機(総額370億ユーロ)納入が予定されており、これらの機材は2025年までに納入される予定。