クボタは、米国排出ガス規制に対応した産業用3.8リットル水冷ガソリン・ガスエンジン「WG3800」を開発したと発表した。2月から順次量産を開始し、世界の大手建設機械・産業機械メーカーに供給する。
WG3800は、ディーゼルエンジン「V3800」をベースに、燃焼室、燃料系、点火系をガソリン・ガス専用とし、三元触媒を追加することで排出ガス規制に対応。CARB、EPAの排出ガス適合認証を取得した。
同エンジンはガソリン、液化石油ガス(LPG)、天然ガスの多種燃料を機種に応じて使用することが可能で、1台でガソリンとLPGを切替えて運転できるデュアルフューエル仕様もラインアップする。
クボタでは、自社ディーゼルエンジンと搭載互換性を持つ水冷ガソリン・ガスエンジン「WGシリーズ」を排気量0.74リットルから2.5リットルまでラインアップしている。今回「WGシリーズ」の最大排気量となる3.8リットルのWG3800を開発し、ラインアップを拡充することで、フォークリフトや発電機などの建産機メーカーをターゲットに、エンジンメーカーとして幅広い選択肢を提案する。
2月から液化石油ガス(LPG)仕様を量産開始し、今後、ガソリン仕様・天然ガス仕様・デュアルフューエル仕様も順次生産する。