【Q by Aston Martin】“Q”デザイナーに求められるスキルとは

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アストンマーティンの特別注文車を作成する部署、“Q”のデザイナーは、お客様が何を想像して、何をイメージしているかを聞き出すスキルが求められ、そこからデザインしていくための想像力が更に求められるという。

「Qにはトータルで12名。デザイナーはデザイン部に所属しているが、その中で3~4人がQ専門のデザイナーだ」と話すのは、アストンマーティンラゴンダリミテッドでQの責任者であるマシュー・ベネット氏。

Qのデザインチームと普通のデザインチームとの相違点についてベネット氏は、「単にレザーやウッドなどをデザインするだけでなく、お客様が何を想像して、何をイメージしているかまでスキルとして求められるので、そういう想像力が働くデザイナーでないとQのデザイナーとして勤まらないだろう」とコメント。

更に、「Qのデザイナーは、その想像力を駆使してお客様がどんなものを求めているかを引き出した案を、どのようにクルマと結び付けるかを重点的にデザインしていかなければいけない」という。

そのうえで、「Qのデザイナーとアストンマーティンのデザイナーがコミュニケーションをとりながら、それが本当にアストンマーティンのスタンダードに合う形なのかを確認しながら、最終的なデザインまで作っていくのだ」と述べる。

ではそういったQのデザイナーはどういう人たちなのか。現在、働いているデザイナーのバックグラウンドは、ファッション系や家具、建築系などいろいろで、単にクルマのデザインをしているデザイナーたちとは全く違うところから集まってきているという。

「そんな彼らが融合して、更に想像力を深めて、それをクルマに当てはめる。そういう感覚が、Qが大事にしているデザイナーのスキルなのだ」(ベネット氏)

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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