米アクサルタ コーティング システムズ社は、世界各地域の自動車市場での人気色をまとめた「2014年版自動車人気色調査報告書」を発表した。
報告書によると、世界全体では、ホワイトが29%を占め、4年連続で人気ナンバーワンの自動車塗色となった。その一方で、有彩色に復調のきざしが見られ、レッド、ブルーとイエローがそれぞれ1%上昇。ブラックは、市場全体で19%と根強い人気を見せているが、前年比では1%低下した。
地域別では、北米はホワイトが25%で人気ナンバーワン。レッドの人気は他のすべての地域を凌いでおり、前年比3%増だった。南米もホワイトが37%でトップ、シルバーも23%を占め、明度の高い色の人気が高い。
欧州は、ブルーで塗装された車の割合が最も多く、明度が高い色合いから中程度の色合いに関心が高い。ブルーの人気が大きく伸びたのは小型車/スポーツカーと中型車/多目的車(MPV)の両部門だった。アジアはホワイトの人気が30%と非常に高く、使用率が最も高いのは韓国で34%。ブラックの人気はやや低下したが、それでも19%で第2位を確保した。