17日午前2時25分ごろ、島根県益田市内の国道9号で、頭から血を流した状態で路上に倒れている男性を通行人が発見した。男性は大型車にひき逃げされたとみられ、現場で死亡を確認。警察は後に55歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。
島根県警・益田署によると、現場は益田市横田町付近で片側1車線の直線区間。通行人が「路上で頭から血を流した状態で倒れている人がいる」と警察に通報してきた。
これを受けた同署員が倒れている男性を確認。男性は頭部強打が原因で死亡していた。後の調べで浜田市内に在住する39歳の男性と判明している。
受傷状況から男性は大型車にはねられたものと判断。死亡ひき逃げ事件として捜査を開始し、現場周辺に設置された防犯カメラ映像を分析したところ、事故が起きた時間に通過したとみられる大型トレーラーの存在を確認。山口県山口市内で車両を発見し、運転していた山口県防府市内に在住する55歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
聴取に対して男は「事故を起こしたのは間違いない、その場から立ち去ったことも間違いない」などと供述。容疑への関与を認めており、警察は事故発生の経緯を詳しく調べている。