【新聞ウォッチ】たかが車ナンバーされど車ナンバー…「ご当地キャラ」図柄プレートも16年度導入へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年1月21日付

●日本人2人殺害警告「イスラム国」か 2億ドル要求、期限72時間、首相支援策に報復(読売・1面)

●訪日客消費2兆円突破、最多1341万人、ネット環境が課題(読売・9面)

●東京駅100年Suica増刷10万枚、販売受付(読売・38面)

●賃上げ波及どこまで、経団連が指針発表(朝日・7面)

●三井物産社長に54歳。安永氏,異例の32人抜き(産経・2面)

●タカタ部品確保6月めど、エアバッグ問題(産経・10面)

●社説,車社会と認知度、高齢者の”足”の確保を(東京・5面)

●地域の魅力車ナンバーでPR、図柄付きプレート16年度導入(東京・7面)

●トヨタ、世界販売1015万台、今年計画、前年割れ首位転落も(日経・1面)

●UDふそうと開発、新型トラック積載量1割増(日経・12面)

●ガリバー、輸入車販売店を買収(日経・12面)

●スズキ、新SUV2車種、欧州向けを国内投入「軽」販売店苦戦に備え(日経・13面)

●スカイマーク、運賃下げ、羽田-福岡4%搭乗率改善狙う(日経・13面)

ひとくちコメント

中東の過激組織「イスラム国」が人質として拘束している日本人2人のビデオ映像を公開し、身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ殺害すると警告した。こんな許しがたい恐ろしいニュースに直面するたびに、日本はつくづく「平和の国」だと改めて思い知る。

そんな中、2014年に日本を訪れた外国人が過去最多の1341万人を超えたそうだ。円安という追い風もあるが、平和で今のところ治安も安全ということも魅力なのだろう。

きょうの各紙にも「訪日客消費2兆円超え、円安・ビザ緩和貢献」(朝日)などと経済効果もあることを取り上げているが、課題は「ゴールデンルート」と呼ばれる東京~大阪間の集中を避けて地方に分散させることが不可欠とも伝えている。

また、地方の活性化のためのPR作戦の一環として、国土交通省は2016年度にも地域の名産や観光地など、いわゆる「ご当地キャラ」を図柄にあしらった自動車用ナンバープレートの発行を解禁するという。

1月20日の日経夕刊が報じたほか、きょうの東京も「地域の魅力車ナンバーでPR、図柄付きプレート16年度導入」(東京)と取り上げている。それによると、すでに、「図柄入りナンバー」は原付バイクなどで導入されているが、普通自動車にも発行を可能にするという。

手数料については4000~7000円弱で好きな番号を付けられる「希望ナンバー」に上乗せした料金になる見通しで、その一部を地域振興のための寄付金にも充てられるようだ。

「平和ボケ」とまでは言いたくないが、「ご当地ナンバー」もデザイン付きのプレートも結構。それよりも新車販売の4割以上を占める軽自動車の黄色のプレートをどうにかしてほしいとの声も聞こえるが…。

《福田俊之》

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