米国の自動車部品大手、ビステオンは12月17日、韓国の合弁会社、Hallaビステオン・クライメート・コントロール社を36億ドル(約4315億円)で売却することで合意した、と発表した。
ビステオンはもともと、米国の自動車大手、フォードモーターの一部門だった。2000年に、フォードモーターから分離・独立。現在は主に、空調、電子部品、内装の3事業を手がけている。
今回、売却が発表されたHallaビステオン・クライメート・コントロール社は、ビステオンの韓国合弁の自動車用空調メーカー。
ビステオンは、Hallaビステオン・クライメート・コントロール社の70%の保有株式を全て、韓国の投資ファンドHahn & Companyと、ハンコックタイヤに36億ドルで売却することで合意に達した。
なお、実際の売却は2015年前半に行われる見通し。ビステオンは、「今後、自動車のコクピット電装系事業や車載コネクテッド事業に注力していく」とコメントしている。