約1.5kmひきずられ男性死亡、逮捕の男は容疑否認

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20日午前2時ごろ、山形県山形市内の市道で、全身から血を流した男性が倒れているのを通行人が発見。警察に通報した。男性は約1.5kmに渡ってひきずられたものとみられ、収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に60歳の男を逮捕している。

山形県警・山形署によると、現場は山形市美畑町付近で片側1車線の直線区間。近隣に住む人が異常な物音に気づいて外に出たところ、路上で全身から血を流した状態で倒れている男性を発見。近くの交差点を右折するワゴン車も目撃した。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。後の調べで同市内に在住する56歳の男性と判明している。

男性は約1.5km離れた山形市十日町1丁目付近で横断中にはねられたものとみられ、発見された現場まで底部に挟み込まれた状態でひきずられ、振り落とされていたことがわかった。

警察では現場で採取した破片から車種を特定し、車当たり捜査を実施した結果、天童市内に在住する60歳の男が容疑に関与したと断定。23日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。現場で採取した破片と、男の使用するクルマの破損部位も一致した。

聴取に対して男は「現場を通っていない」、「バンパーの破損は以前からだ」などと供述し、容疑を否認しているようだ。警察では車両の検証を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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