ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)は22日、社会的責任投資(SRI)の代表的な指標であるFTSE4グッド・ブルサ・マレーシア(F4GBM)指数を導入すると発表した。
FTSE4グッドは英国のFTSEグループの指標で、企業の社会的責任に関心を持つ投資家の重要な投資選択基準。
企業が環境保全に努力しているか、社会的責任を果たすための活動が地域社会に役立っているか、倫理に沿った意思決定など良好な統治を実現しているかを見る指標で、こうした条件を満たした企業で構成する株価指数。
FTSE4グッドでは、企業の社会的責任の観点から好ましくない銘柄として、タバコ生産、ウラン採掘、兵器生産、原子力発電所保有などにかかわる企業を排除している。
ブルサのタジュディン・アタン最高経営責任者は「指数は企業価値を、儲け以外の視点から判断する材料となる」と語った。
(ザ・スター、12月23日、ベルナマ通信、12月22日)