日本航空(JAL)は、KDDIグループのワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)と提携し、訪日需要創出、訪日外国人観光客の利便性向上に向けて、12月から訪日外国人観光客向け無料Wi-Fiサービスを開始すると発表した。
海外発日本行きのJAL国際線航空券を購入した乗客に対しJAL海外地区ホームページ(世界26地域、日本語を除く11言語)でWi2の公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス「Wi2 300」を7日間無料で利用できるIDとパスワードを提供する。日本の航空会社が公衆無線LAN事業者と提携して、全国規模の公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを無料で提供するのは初めて。
総務省の調査によると、訪日外国人観光客の約5割が無料Wi-Fiサービスの利用を希望しており、現在、空港や駅、コンビニエンスストアなどで無料Wi-Fi環境の整備が進んでいる。
今回の提携では、JALが持つ訪日外国人観光客との接点と、Wi2が提供する全国20万カ所以上のWi-Fiスポットが利用できるサービスを連携、利便性の向上による利用促進を図る。無料Wi-Fiサービスによって、海外からの渡航客の満足度を高め、訪日外国人需要の創出を目指す。