死亡ひき逃げ事故、通報者の女を容疑者として逮捕

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11月30日午後5時ごろ、兵庫県姫路市内の市道で、道路を横断していたとみられる85歳の女性が複数台のクルマにはねられる事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、警察では最初にはねた疑いで、通報してきた58歳の女をひき逃げ容疑で逮捕している。

兵庫県警・網干署によると、現場は姫路市余部区下余部付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。85歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきたクルマと衝突。路上へ倒れて込んだところ、別のクルマにもはねられたものとみられる。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。事故に関係した車両はそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

第一発見者として通報してきた同市内に在住する58歳女も現場を離れていたが、この女の使用するクルマに衝突痕があり、現場に落ちていた容疑車両の破片とも合致したことから、最初にはねた容疑者と判断。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

事故当時、現場では弱い雨が降っていた。聴取に対して女は「何かに当たったとは思うが、人ではない」などと供述しているようだ。警察では逃走を続けている2台目にはねたクルマの行方を捜すとともに、当時の信号表示状況など、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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