スズキのインド新車販売、19.5%増…2か月ぶりに増加 11月

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インド新車市場(乗用車)でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは12月1日、11月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、11万0147台。前年同月比は19.5%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。

11万0147台の販売台数の内訳は、インド国内が10万0024台。前年同月比は17%増と、7か月連続のプラス。輸出は1万0123台で、前年同月比は52.7%増と、3か月ぶりに増加する。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で8万2306台を販売。前年同月比は14.9%増と、7か月連続で増加した。

バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万2203台を販売。前年同月比は52.1%増と、7か月連続で増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。しかし、11月はセグメント合計で5515台にとどまり、前年同月比は5.6%減と、2か月連続で減少する。

マルチスズキの2013年度(2013年4月から2014年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、115万5041台。前年比は、1.4%のマイナスだった。インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。同政権の減税延長などの経済政策を受けて、消費者の新車購入意欲が回復傾向を示している。

《森脇稔》

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