10日午前10時ごろ、北海道千歳市内の市道で、クレーン付きトラックがアームを下げ忘れたまま走行し、電線を引っ掛ける事故が起きた。人的な被害は無かったが、電柱12本が倒壊し、周辺では長時間に渡って停電状態となった。
北海道警・千歳署によると、現場は千歳市北陽1丁目付近で片側1車線の直線区間。クレーン付きトラック(ユニック車)はアームを下げ忘れたまま走行。道路を横断するように張られていた電線にアーム部分が引っ掛かり、この電線につながっていた電柱12本が倒壊した。
倒壊に巻き込まれた車両は無く、人的な被害も無かったが、現場周辺の約260戸が長時間に渡って停電した。警察はトラックを運転していた栗山町内に在住する55歳の男性から事情を聞いている。
聴取に対して男性は「アームを下げ忘れていたことに気づかなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。