東洋ゴム工業が発表した2014年1-9月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比37.8%増の340億1000万円と過去最高となった。
売上高は同7.1%増の2872億7400万円と過去最高だった。国内新車用タイヤの販売量は低迷したものの、高付加価値商品の販売が拡大したのに加え、国内市販用タイヤの販売が好調、海外市販用も北米でSUV用タイヤの販売が好調だったことなどから増収となった。
収益では、北米向けSUV用タイヤや、欧州市場向け冬タイヤなどの付加価値の高い製品の販売が伸びたのに加え、為替差益の効果もあって、経常利益は同35.2%増の327億7500万円と過去最高となった。当期純利益も同282.4%増の235億1000万円と過去最高だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。