昭和シェル石油が発表した2014年1-9月中間期の連結決算は、経常利益が前年同期比56.9%減の284億円と大幅減益となった。
売上高は同5.6%増の2兆2675億円と増収となった。
石油事業は、夏場の天候不順などの影響もあってガソリンや軽油などの燃料の販売が低迷した。ただ、国内石油マージンは適正な製品需給バランスの維持や原油調達コストの卸価格への反映が進み、増収となった。
営業利益は原油価格の大幅下落で、たな卸資産評価の減益影響で、同58.3%減の272億円と大幅減益だった。たな卸資産評価の影響を除いた経常利益相当額は309億円となり、前年同期と比べて30億円の減益だった。純利益は同50.9%減の224億円だった。
通期業績見通しは下方修正した。売上高は前回予想より1300億円マイナスの3兆0200億円、経常利益が230億円減の300億円、純利益が170億円マイナスの200億円を予想する。