ボッシュ、排出ガス後処理装置の生産能力を増強

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ボッシュ、ノインキルヒェン工場の生産を拡充
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ボッシュは、排出ガス後処理装置を製造するドイツ・ザールラント州にあるノインキルヒェン工場の生産能力を増強したと発表した。

既存の3500平方メートルの製造エリアが生産能力の限界に達したため、約1万5000平方メートルに大きく拡張、新しい生産設備を導入した。

同工場はグループのボッシュ・エミッション・システムズが運営している。Tier 4 FinalやEURO6などの排出ガス規制によってトラック、掘削機、その他可動式工機向けの排出ガス後処理システムの需要は急増することが見込まれており、商用車向けのシステムの世界市場は、2020年までに現在の2倍に成長すると予想している。今回の生産能力の増強は、これらの需要に対応するため。

工場には、3つの先端製造テクノロジーを導入した。1つ目が完全電子制御式システムで、この装置で直径2.5~6インチのパイプを曲げ加工する。特殊ツールを自社開発し、タイトな曲げ半径にも対応できる。

2つ目が最新型の溶接ロボットで、コンポーネントの同時溶接を効率的に行うことができる。3つ目は世界的にもユニークなレーザーシステムで、同社はこの装置を駆使し、複雑な3D形状の切断を行うことが可能となる。

《レスポンス編集部》

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