馬中首脳会談、経済・観光・政治など関係強化で合意

アジア太平洋協力会議(APEC)首脳会議出席のために中国を訪問中のナジブ・ラザク首相は10日、中国の習近平国家主席と会談し、経済や観光、政治、防衛などの面で関係を深めていくことで合意した。

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アジア太平洋協力会議(APEC)首脳会議出席のために中国を訪問中のナジブ・ラザク首相は10日、中国の習近平国家主席と会談し、経済や観光、政治、防衛などの面で関係を深めていくことで合意した。

ナジブ首相は、多くの中国人乗客が乗っていたマレーシア航空(MAS)MH370 便が3月8日未明に消息を絶った事件によりマレーシアを訪れる中国人観光客が減少していることに関して、中国人の誤った解釈を正す手助けをするよう習主席に要請した。また両国は過激派対策に関して協力することで合意した。

習主席は、馬・中国交樹立40周年にちなんでナジブ首相が5月にも訪中していることを挙げ、再会できて非常に嬉しいとコメント。今後も二国間関係は両国にすばらしい成果をもたらすことになるだろうと述べた。

ナジブ首相は、パハン州にあるマレーシア・中国クアンタン工業団地(MCKIP)と中国にある欽州工業団地が完成した際には、中国からの投資をさらに誘致することができるとの見解を示した。

習主席はまた、日本も新幹線導入を目指しているクアラルンプール-シンガポール高速鉄道(HSR)プロジェクトに言及し、中国高速鉄道の導入を強く希望していることをナジブ首相に伝えた。

広瀬やよい

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