【シンガポール】日本のラーメン通販最大手「宅麺.com」を運営するグルメイノベーション(東京都渋谷区)は4日、日本の人気ラーメンを提供するセレクトショップ型ラーメン店「TAKUMEN」の1号店(席数30)をシンガポールのサーキュラーロードに出店した。
開業時に提供するのは▼本田商店(久留米とんこつ)▼作田家(横浜家系)▼ちばから(二郎系)▼らぁめん元(鶏白湯)▼ビンギリ(勝浦タンタン麺)▼東京スタイルみそらーめん「ど・みそ」――の6ブランド。価格は14・9―19・9シンガポールドル。
提供ブランドは現地の人気に合わせ最長1年で入れ替え、日本で人気のラーメン店の味をタイムリーに反映する。また、「TAKUMEN」で人気となったブランドの現地での出店を支援する。
「TAKUMEN」は開業に合わせ4店舗分の生産能力を持つセントラルキッチン方式を採用。シンガポールで1年で10店舗を展開し、店舗あたり月商1500万円を目指す。
日本国内のラーメン店は8割以上が個人経営で、海外出店は資金、ノウハウの面でハードルが高い。「TAKUMEN」は1杯売れるごとに一定の割合をブランドへ還元し、小規模なラーメン店の海外進出を支援する。