米自動車部品大手、ビステオン…自動車内装事業を全て売却

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ビステオン コンセプトカー e-Bee
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米国の自動車部品大手、ビステオンは11月3日、自動車の内装事業の全てをReydelオートモーティブホールディングスに売却した、と発表した。

ビステオンはもともと、米国の自動車大手、フォードモーターの一部門だった。2000年に、フォードモーターから分離・独立。現在は主に、空調、電子部品、内装の3事業を手がけている。

このうち、自動車の内装事業に関しては、業績の低迷を受けて、段階的にリストラを進めてきた。2014年5月には、内装事業の多くを、Reydelオートモーティブに売却することで合意。そして今回、内装事業の全てをReydelオートモーティブに売却した。

なお、Reydelオートモーティブは、米国の投資会社、サーベラス・キャピタル・マネジメントの関連会社。サーベラス・キャピタル・マネジメントは2007年春、旧ダイムラー・クライスラーから、クライスラー部門を買収したことで知られる。

自動車の内装事業を、全て売却したビステオン。今後、自動車のコクピット用の電子部品や、熱エネルギーのマネジメント事業に、注力していくとしている。

《森脇稔》

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