【タイ】韓国鉄鋼大手ポスコはこのほど、タイ東部ラヨン県アマタシティ工業団地で、自動車用溶融亜鉛めっき鋼板工場を着工した。生産能力は年45万トンで、2016年6月の完成を見込む。
タイ投資委員会(BOI)によると、投資額は約100億バーツ。
新工場では溶融亜鉛めっき鋼板と合金化溶融亜鉛めっき鋼板を生産し、タイに進出した自動車メーカーに供給する。
ポスコは自動車用鋼板を韓国から輸出してシェア拡大を図るには限界があると判断し、タイへの工場設置で東南アジアでの市場開拓に弾みを付ける構えだ。
新工場の完成で、ポスコの海外での自動車用鋼板生産能力はメキシコ、中国、インドと合わせ、合計年220万トンとなる。