バンコク都心、800億円規模の再開発に着手…大林組が施工

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「ランスワン・ビレッジ」完成予想図
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【タイ】タイ王室財産管理局はバンコク都心のランスワン通り、トンソン通り、サラシン通り周辺の所有地約9ヘクタールで大規模な複合不動産開発に乗り出す。

 プロジェクトの名称は「ランスワン・ビレッジ」。分譲マンション、サービスアパート、ホテル、ショッピングセンター、病院、美術館など計11棟を建設し、2019年完成を目指す。投資額は260億バーツ。大林組のタイ法人、タイ大林が施工する。

 病院はバンコク病院などを展開するタイの私立病院最大手バンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(BGH)が運営する。

 ホテルは客室数200で、ドイツのホテル会社ケンピンスキーがマネジメントを担当。

 ショッピングセンターは3階建てで、延床面積1万平方メートル。

 マンションの「シントン・レジデンス」は地上35階と10階の2棟で、計200戸。専有面積は60―350平方メートル。

 マンションの「パークビュー・レジデンス」は地上12階、12戸、専有面積430平方メートルと、地上17階、60戸、専有面積85平方メートルの計2棟。

 このほかに、3棟、計1000戸のマンション・サービスアパートを建設する。

 王室財産管理局はバンコク都心部を中心にタイ国内で約66平方キロの土地を所有。化学、セメント、紙などの事業を展開する大手企業サイアム・セメント、大手商業銀行のサイアム・コマーシャル銀行などの大株主でもある。

タイ王室財産管理局、バンコク都心で大規模不動産開発 大林組が施工

《newsclip》

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