フランスの自動車大手、ルノーグループは10月29日、2014年第3四半期(7-9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は85億3000万ユーロ(約1兆1710億円)。前年同期に対して、6.7%のプラスとなった。
このうち、本業の自動車部門の売上高は、79億8400万ユーロ(約1兆0960億円)。前年同期比は6.7%増だった。
売上高が伸びたのは、欧州市場における回復の効果。欧州では第3四半期、新車販売が前年同期比7.6%増。市場シェアは0.2ポイント伸び、9.3%に。南米やロシアなどの新興市場での販売減を、補う形となった。
2014年第3四半期の世界新車販売台数は、61万2934台。前年同期実績に対して、3.2%増となった。ルノーは、「グループ全体では、アメリカを除き、全ての市場でシェアを伸ばした」とコメントしている。