韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は10月23日、2014年第3四半期(7-9月)の連結決算(傘下のキアモーターズを含む)を公表した。
同社の発表によると、第3四半期の売上高は、21兆2800億ウォン(約2兆1280億円)。前年同期の20兆8200億ウォン対して、2.2%の増収となった。
一方、第3四半期の純利益は、1兆6200億ウォン(約1620億円)。前年同期の2兆2500億ウォン対して、28.3%の減益となっている。
大幅な減益となった背景には、2008年から続く米国ドルに対するウォン高の影響。これにより、米国市場での採算が悪化した。また、地元の韓国では、工場のストライキの影響で、生産台数が落ち込んだことも響いた。
2014年第3四半期のヒュンダイグループ(キアモーターズを含む)の世界新車販売は、112万8999台。前年同期の110万9205台に対して、1.8%増えた。同社は、「今年はゲームチェンジャーとなる新型『ジェネシス』と『ソナタ』を発売。世界市場で強い存在感を発揮した」とコメントしている。