人材派遣会社のケリー・サービス(M)は来年、特別な技能を持った職の需要が増えることから、銀行および金融機関において平均で10-25%の昇給があると見込んでいる。ザ・サンが報じた。
「雇用の見通し及び給与ガイド2014/15」を発表したカマル・カランス社長は、マレーシア政府がイスラム銀行及び金融などの特別技術を必要とする産業の活性化に注力していると指摘。その動きが人材の需要を押し上げるとの見解を示した。
調査によると、銀行及び金融産業における雇用の需要が前年調査よりも増加している。マレーシアの金融産業では現在30万人が従事しており、国内総生産(GDP)に11%貢献している。
マレーシアの技術労働者の占める割合は現在、27-28%となっている。マレーシア政府は、2015年までに33%、2020年までに45%とする目標を掲げている。カマル社長は、年間3-4%技術労働者を増やすことは可能だとし、6年もあれば達成できるとの見解を示した。