中国は15日、インドが東北地方の国境地帯に道路を建設するという計画に関して、“更なる混乱”を招かないよう望むと懸念を表明したとタイムズオブインディアが伝えた。
9月にインドはアルナチャル・プラデーシュ州の一部の国境付近100キロメートルで建設中の道路と軍施設に対する規制を緩和したことで、6000キロメートルにわたるこの道路の建設を早めることとなった。
こうした動きは習近平中国国家主席が二国間の不信感を解消し、貿易とビジネスにおいて成長を促進するという目的でインドを訪問したことにある。
しかし中国側は、国境問題は植民地時代からのもので、中国、インド双方が解決に向けて協力しなければならないとし、これが解決する前にインドが問題を複雑にするような動きは避けるべきだと述べている。
1962年の中印国境紛争以来、17回に渡る会談を経ても国境問題は未だ解決していない。