ゴア観光局は、今年のウクライナ情勢の悪化によるロシア人観光客減少に伴い、ピークである冬の観光業を、国内旅行のインド人に頼ることになりそうだとした。エコノミックタイムスが伝えた。
報告によれば、昨年冬期ピーク時にロシアからのチャーター便は996便あったが、今年はその10%から15%減になると見られている。
パークハイアット・ゴアリゾートは昨年ピーク時には40%を占めていたインド人が今年は50%近くなるだろうと見ており、高級リゾートのリーラ・ゴアでは10月から4月までの売上の40%がチャーター客からのもので、そのうち60%がロシアからの観光客だという。
またロシア人観光客の減少は、ドル高ルーブル安の影響によることも否めない。
しかし、このことでゴアのホテルではいかに国内の観光客を惹きつけるかという課題に取り組むことになり、価格競争が起こるなどの努力によって回復が見込めると考えられている。