10月12日、宇都宮市農林公園 ろまんちっく村(栃木県宇都宮市)において、「マロニエオートストーリー秋ミーティング」が開催された。主催はマロニエ・オートストーリー・フォーラム。
6回目を迎える同イベントは、会場から足尾銅山(栃木県上都賀郡)までツーリングし植林を行うことで、クルマを末永く楽しむことができる環境づくりと、自動車文化を通じての社会貢献を目指している。
植林はNPO法人 足尾に緑を育てる会の協力のもと、コナラとクヌギの苗木が80本用意され、参加者自らの手で植林された。毎年参加している一人は、「徐々に植林する場所が高くなっていく。体力的にはきつくなるが、緑が増えていくのは嬉しい」と語っていた。
このイベントへ参加できる車両は、1984年までに生産された車両で、今年は約30台が参加。その中には新車当時に日本に輸入され、当時のナンバー・プレートをそのまま維持している1963年式のハンバー『セプター』があった。イギリスのルーツグループに属していたハンバーのサルーンで、若干スポーティな仕様である。今回は、お母様から受け継いだ現オーナーが友人とともに参加。初秋の日光路のドライブを楽しんでいた。
会場となったろまんちっく村では、参加車両が展示されたほかに、“ジャズのまち宇都宮”というブランド展開を進めている宇都宮市にちなんで、ジャズライブを開催。また、多くの飲食店が出店するなど、クルマ以外でも十分に楽しめるよう工夫が凝らされていた。