V8スーパーカー・ゴールドコースト戦開催、近郊電車やLRTが乗車フリーに[写真蔵]

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V8 Supercars  Nissan / Todd Kelly
  • V8 Supercars  Nissan / Todd Kelly
  • サーファーズパラダイス駅(Surfers Paradise Station)に停車するトラム(Tram G:link)。35km/h制限の併用軌道区間に位置する。
  • クイーンズランド鉄道(QR)の「エアトレイン」。エアトレインは、ゴールドコーストとブリスベン空港の間(80km)を1時間20分で結ぶ。
  • 「CASTROL EDGE GOLD COAST 600」の市街地コース。ビーチとトラム(Tram G:link)の間にサーキットがつくられる。
  • ゴールドコーストの路線バス(Surfside buses)。トラム(Tram G:link)とクイーンズランド鉄道(QR)の駅は接続していないため、このバスを使って連絡する。
  • V8 Supercars  Manufacture Lineup
  • V8 Supercars  Mercedes / Erebus Motorsport
  • V8 Supercars  Holden / James Courtney

オーストラリアで人気のツーリングカー選手権「V8スーパーカー(V8 Supercars)シリーズ」。その主催者は、10月24~26日に開催される第13戦ゴールドコースト大会(CASTROL EDGE GOLD COAST 600)で、会場周辺の公共交通に無料で利用できるサービスを発表した。

2013年からメルセデスと日産が、2014年からボルボがV8スーパーカーに参戦。ホールデン(GM傘下)やフォードといった同レース2強とともに熱い戦いが繰り広げられている。

ことしのV8スーパーカーは2月のアデレードで開幕。これまでウィントン(4月)、パース(5月)、タウンズビル(7月)、イプスウィッチ(8月)、サンダウン(9月)などをめぐってきた。10月のゴールドコーストを終えると、11月のフィリップアイランドを経て、12月のシドニー(第15戦)でファイナルとなる。

ゴールドコースト大会は、F1開幕戦の舞台であるアルバート・パーク(Albert Park、Melbourne Grand Prix Circuit)などと同じく、公道を使った“市街地サーキット”で行なわれる。サーキットは、メインビーチ(マッキントッシュ島の東、サーファーズパラダイスの北)の公道エリアに設置される。

この市街地サーキットのピットレーンの向かい側に、ことし7月に開業したトラム(Tram G:link)が走っている。また、サーキットから10km西には、クイーンズランド鉄道(QR)のネラング駅がある。観戦者は、こうした路面電車や近郊電車、路線バス(Surfside buses)などへの乗車がフリーになるという。

主催者は「前売りチケットを持っている観戦者は、トラムやクイーンズランド鉄道の都市間ネットワーク、路線バスなどが乗車フリーになる。来場者は、こうした乗車フリー化によって各地へアクセスしやすくなる。レース開催中、ブロードビーチやサウスポートなどで行なわれるパーティやイベントにも行きやすくなる。ゴールドコーストをゆっくりめぐるのもいい。イプスウィッチやブリスベン、サンシャインコースなどからのアクセスも容易になる」と話す。

春から夏へ。ゴルフやサーフィンなどを楽しむ人でにぎわうオーストラリア最大のリゾート地、ゴールドコースト。「この大会は、マラソンと同じくゴールドコースト最大のイベント。乗車フリー化は、レースファンを増やすカギとなる。ゴールドコーストの魅力もコレまで以上に体感できるはずだ」と主催者は語っていた。

《レスポンス編集部》

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