米ヒューレット・パーカード(HP)は高速インクジェットプリンターのプリンター・ヘッド製造設備の建設に10億リンギ以上を投資する計画だ。
業界関係者が英字紙「ザ・スター」ビジネス版に寄せた情報によると、HPは10月末までにペナン州政府との間でバトゥ・カワンにある20.2ヘクタールの土地を取得するための契約をかわすと見られている。
プラントでは輸入ウェハを搭載した集積回路ダイを生産する予定だ。プラントの従業員数は1,000人以上となり、国内の精密工作機械製造業などの中小企業向けへの外部委託も行われると見られている。
HPはシンガポールにおけるインク製造拠点を拡張し、グラフィクス・ソリューションの研究拠点を新設する計画を立てている。HPはまた、パソコンとプリンタ事業を分離する計画を発表している。
ペナン州のリム首相は、多国籍企業(MNC)の州内での投資拡大を見込んでいると明らかにしている。リム首相は8月、シーゲートがペナンにおいて10億5,000万リンギの投資を行う計画を立てていると発表、バトゥ・カワン工業団地の土地を購入する予定であると述べている。
(ザ・スター、10月9日)