三菱重工、アニュアル・レポートとCSRレポートを統合…「MHIレポート」を初めて発行

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三菱重工業は、アニュアル・レポート(年次報告書)とCSRレポート(社会・環境報告書)を一体化した初の統合レポート「MHIレポート2014」を発行した。

統合レポートを発行したのは「ものづくり企業として、技術と情熱で、たしかな未来を提供していく」との理念を明確に伝えていくのが目的で、2014年3月期(2013年度)の経営戦略の推進状況や業績、環境・社会との関わりなどを紹介する。

レポートは、国際統合報告評議会(IIRC)が公表している「国際統合報告フレームワーク」の考え方を採用、企業価値の創造に焦点を当てて、「三菱重工の価値創造」「企業価値向上のための戦略」「企業価値向上の取り組み」の3部構成となっている。

三菱重工の価値創造では、大宮英明会長が、同社CIステートメント「この星に、たしかな未来を」の実現に向け、「創業以来130年間培ってきた技術力を発揮して社会の進歩と地球の持続可能性に貢献していく」ことへの決意を表明。その上で、資本戦略、事業活動、環境負荷低減や社会貢献などについて概要を紹介している。

企業価値向上のための戦略では、社長インタビューで宮永俊一社長(CEO)が「事業規模5兆円の高収益企業」を目指して推進中の「事業規模の拡大」と「資本効率及び純利益水準の向上」に向けた戦略などについて説明している。CFOインタビューでは積極的なキャッシュ・フロー経営や投資効率追求など、同社の財務基盤強化策を解説している。

企業価値向上の取り組みでは、「エネルギー・環境」「交通・輸送」「防衛・宇宙」「機械・設備システム」の4ドメインにわたる詳細な事業活動を、戦略と創出価値などの面から解説している。知的財産活動や研究開発、企業の「健全性と透明性」と「効率性と機動性」の向上に向けたコーポレート・ガバナンス強化策などについても取り上げている。

この中で、社外取締役のクリスティーナ・アメージャン氏(一橋大学大学院 商学研究科教授)がインタビューで登場し、同社のガバナンスに対する印象や企業価値を高めていく上での今後の課題などについて語っている。
《レスポンス編集部》

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