スタンダード・チャータード・バンク(スタンチャート)は今年のマレーシア経済成長率について、過去7年間で最も高いレベルの成長となる5.9%の成長を見込んでいる。
今年上期の経済成長率は6.3%だった。国内外の要素が貢献して上期の経済成長が実現した。民間投資を中心に投資などの国内での経済活動が活発となった。
スタンチャートは、経済改革プログラム(ETP)の影響で投資が成長していると指摘。一次産品は輸出の25%を占めていることから、一次産品価格の低迷が続いているが輸出は好調となっている。輸出が好調であることを受けて今年の経常収支は国内総生産(GDP)比6.5%と黒字を維持すると見込んでいる。今年上期の経常収支はGDP比6.9%だった。