【トヨタ HackCars Days】クルマ産業とIT産業の上手な融合を目指す

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トヨタ HackCars Days
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  • トヨタIT開発センターの岡本芳郎氏
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クルマの情報を活用してハッキングをおこなった「TOYOTA HackCars Days 2014 in Tokyo」。いいアイデアは “パクってよし!”、イベントで誕生したアイデアは参加者全員の共有財産、数回の中間発表を重ねてブラッシュアップし、最終的に11チームが様々なアプリを発表した。

タイトルのHackCarにある、Hack(別名:ハッキング)と聞くと悪い印象を持つ方も多いだろうが、元々は高い技術を持つ者がコンピュータのハードウェア・ソフトウェアの改造や改良をすることを示す言葉。

13日、20日、21日の3日間の日程で開催されたイベントは、一般参加のプログラマーやエンジニア等が参加、「Mashup Awards 10」とのタイアップ企画として、「ハック」と「マラソン」をあわせた造語ハッカソンと題し、短期、集中的に共同作業でソフトウェアを開発し、技術とアイデアを競い合った。

今回、トヨタが提供したクルマ情報のWebAPIは、車速やエンジン回転数、ドアの開閉、ブレーキ動作、水温などの走行車両データや、走行している車両のGPSの位置情報、あるエリアにおけるワイパー操作状況、急ブレーキ発生状況などの統計情報、これらの情報を活かして参加者達がオリジナルのアプリケーションを開発した。

イベント流れは、まずは参加者個人のアイデアを絵や言葉にして紙に書いて発表、似たようなアイデアを持つもの同士が集まってチームを作り、それぞれ得意分野のスキルを持ち寄ってさらにアイデアを磨き込んでいった。最終的には、車内カラオケ大会アプリといったエンターテイメントアプリから、運転者の思いやりを可視化するサービスや、個人間でカーシェアサービスを実現させるコミュニケーションアプリなど、様々なアイデアが発表された。

トヨタのITサービスで先行開発領域を手がけるトヨタIT開発センターの岡本芳郎氏は「従来、トヨタは“石橋を叩いても渡らない”といわれてきましたが、最近はトヨタも変わってきました。現在の豊田社長も言っているように会社全体が“もっといいクルマを作ろうよ”という発想になってきて、我々も“くるまってこんなに楽しいんだ!”というものを提案していきたいと、イベントを企画しました」と話す。

加えて「とはいっても、クルマ産業とIT産業は育ちが違いますしバックグラウンドも違います。自由な発想で“まずはやってみようよ”というIT産業と、安全優先で“最初に大丈夫かしら?”と考えてしまうクルマ産業が、“上手く融合できないか?”というのが、このハッカソン開催の狙いです。やはり、安全や命に関わる部分はクルマメーカーが責任を持って開発しなければなりませんが、クルマを楽しむといった部分では、外の方の発想を借りようと、GMやフォードでもAPIを用意するなどクルマ情報の公開は世界的な潮流です」と話した。

今回の成果に関して、岡本氏「クルマでこんなことができたらもっと楽しいねと感じさせるものも多く、今すぐにできないものもありますが、技術の進化によって可能になる部分があると思いました。特に、子供の頃から“クルマが好き”と言ってもらえるような、可能性のあるアプリも登場してきたところも良かったと思う部分でした」との感想を語った。
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