豊田合成は9月29日(米国時間)、米国司法省との間で、顧客への自動車部品の販売に関して価格カルテルを結び、米国独占禁止法に違反したとして罰金2600万米ドル(約28億円)を支払うことなどを内容とする司法取引で合意した。
同社が米国で自動車エンジンコンパートメント用低圧ゴムホース、自動車エンジンコンパートメント・燃料タンクモジュール用高圧樹脂チューブ、自動車用エアバッグ、ハンドルの自動車メーカーへの販売で価格カルテルを結んでいたとして当局が調査してきた。
同社グループでは、これまで米国司法省が実施してきた調査に全面的に協力してきたが、適用法令、調査により判明した事実関係などを総合的に勘案した結果、司法取引に応じることを決定したとしている。
罰金支払いによる今期連結業績予想への影響は、現在精査中。