ジョホールバルとシンガポールを結ぶコーズウェイ(連絡道)の通行料が8月1日に引き上げられて2カ月近くが経った。
マレーシア中小企業(SME)協会のテ・キーシン会長は、会員企業からロジスティクスや広告、エンターテイメント、小売セクター、美容院などの業界から20-30%の売り上げ減少となっているとの苦情が出ていると明らかにした。
8月1日付けの値上げにより、これまではマレーシアに入国する際にのみ料金が2.90リンギかかっていたが、これが9.70リンギに引き上げられ、これまで無料だった出国の際の料金は6.80リンギとなった。
シンガポールでは10月1日付けで高速料金の引き上げが決定しており、ジョホール州のSMEも更に打撃を受ける可能性があるという。SMEからは、事業だけではなくシンガポールで就労しているジョホールバル在住者にも影響が及んでいるとし、マレーシアとシンガポールの両国政府が協議を行い、料金の引き下げに向けて話し合うべきとの声が出ている。
(ザ・スター、ザ・サン、9月24日)