豊田自動織機は、台湾・中国を中心にフォークリフトと工作機械の開発・製造事業を展開するタイリフトのフォークリフト事業を買収することで合意した。
タイリフトがフォークリフト事業を分社化し、新会社を設立した後、豊田自動織機が新会社の株式を段階的に取得する。株式は55%取得するが、オプションで100%取得が可能。
買収価格は約90億円で、オプションを行使した場合の総額は約160億円。
タイリフトのフォークリフト事業は、台湾と中国に生産拠点を持ち、主に新興国市場のニーズに対応した製品に強みを持つ。
豊田自動織機は、タイリフトのフォークリフト事業を取得することで、製品ラインアップを拡充、グローバルでの販売の経験とノウハウを活かして拡販を図る。
また、両社の強みを活かしてシナジーを最大化、市場拡大が見込まれる新興国をはじめ、全世界で産業車両事業の成長を目指す。