死亡ひき逃げ、後続車の運転者が容疑車両をスマホで撮影

自動車 社会 社会

14日午後4時30分ごろ、埼玉県戸田市内の県道で、路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた軽ワゴン車が追突する事故が起きた。自転車に乗っていた男性は死亡したが、クルマは逃走。警察は後に63歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

埼玉県警・蕨署によると、現場は戸田市本町付近で片側1車線の直線区間。56歳の男性は道路左側の路肩を自転車で走行していたところ、後ろから進行してきた軽ワゴン車にはねられた。

男性は路上へ投げ出された際に頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、約4時間30分後に死亡した。クルマはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、後続車の運転者が逃げるクルマを携帯電話(スマートフォン)のカメラで撮影することに成功。警察はこれを元に容疑車両を特定し、63歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

逮捕当時、男は酒に酔った状態。聴取に対して飲酒運転の事実は大筋で認めているものの、ひき逃げについては否認しているようだ。警察では飲酒運転の容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース