【GARMIN ForeAthlete 15J インプレ前編】ライフログ機能搭載、“運動する気にさせる”GPSランニングウォッチ

このところ、にわかに脚光を浴びているライフログリストバンド。トレーニング時だけでなく、1日の運動すべてを記録できるので健康管理にはとても便利だ。

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GAMIN ForeAthlete 15J
  • GAMIN ForeAthlete 15J
  • 今回使用したのはレッド/ブラックで、4色のカラーバリエーションのうちの、大きい方。それでもかなりコンパクトに見える。
  • このレッド/ブラックのボディは男女どちらでも似合う。
  • 本体には4個のボタンがある。右側は上がランニングウォッチの機能を起動、もしくはメニューなどの決定ボタン。下はスクロールボタンだが、下へのスクルールだけで上へのボタンは省略されている。
  • 左側は上が電源およびバックライトボタン。下がライフログのデータ表示切り替えおよび戻るボタン。
  • 裏面にはチャージングデータクリップと接続するための4本の電極がある。
  • 付属のチャージングデータクリップ。パチンとはめ込むタイプで上級モデルのようにマグネット式にはなっていないが、非常に使いやすくコストダウンされていても問題は全くない。
  • 本体をチャージングデータクリップに取り付けたところ。この状態で充電やデータのアップロードを行う。
このところ、にわかに脚光を浴びているライフログリストバンド。トレーニング時だけでなく、1日の運動すべてを記録できるので健康管理にはとても便利だ。しかし、ランニングなどの運動を記録するには不向きなので、ランニングをするときは右腕にリストバンド、左腕にランニングウォッチをはめるなんてことになりかねない。そこで、GARMIN『ForeAthlete 15J』では、ひとつのボディにライフログとランニングウォッチの機能を搭載した。


◆36gの軽量ボディに2つの機能を凝縮

手軽に使える初心者向けから競技者のフルスペック機まで、ランニングウォッチの幅広いラインアップを揃えるGARMIN。エントリーモデルとして『ForeAthlete 10J』をラインアップしているが、その上位モデルとなるForeAthlete 15Jが新たに登場した。

本機は「10J」とほぼ共通の外観を持ち、サイズや重量も同じ。ではどこが違うのかというと、ズバリ、ライフログ機能の追加だ。ここ1~2年でにわかに注目を集めるようになったライフログの人気は高く、ランニングウォッチにその機能が追加されたのは当然の流れといえる。こうした新製品の登場を心待ちにしていた人も多いはずだ。

では、まず本機のアウトラインから紹介していこう。見て分かる通り非常にカジュアルなデザインを採用したランニングウォッチで、本体サイズは幅40.1mm×高さ52.2mm×厚さ15.7mmと非常にコンパクト。ただし、このサイズは4種類のカラーバリエーションのうちのテール(青緑)/ホワイトとバイオレット/ホワイトの2色のみ。ブラック/ブルーとレッド/ブラックは幅45.5mm×高さ57.2mm×厚さ15.7mmと一回り大きくなっている。重量も36gと43gで、ブラック/ブルーとレッド/ブラックのほうが重い。

同じモデルでありながらカラーバリエーションでサイズが違うのはForeAthlete 10Jと同じであり、ファッション性を重視した結果だろう。カジュアルすぎるデザインを嫌う男性向けに大きめのバリエーションが用意されたと思われるが、10Jではブラックだけだったものが、15Jではブラック/ブルーとレッド/ブラックの2種類になった。どうやら大きなサイズは人気のようだ。もちろん、サイズと重量以外のスペックはどのカラーも全く同じとなっている。

本体は55×33ピクセルのバックライト付きモノクロディスプレイを搭載し、50m完全防水仕様。バッテリーはGPS使用時、つまりランニングウォッチとしての使用では約8時間、時計としての使用で約5週間だ。10JはGPS使用時5時間だったので、この点はスペックアップした。


◆毎日の運動をすべて保存するライフログ機能

ライフログについてよく知らない人もまだ多いと思われるので説明しておこう。日記や行動記録などもライフログというが、フィットネス機器では、運動を記録するリストバンド型の機器をライフログリストバンドという。日本では活動量計という名前でポケットに入れておくものが多数販売されているので、家電店で見たことがある人も多いだろう。『Nike+ FuelBand SE』(ナイキ)や『UP』(Jawbone)、『SmartBand』(ソニー)などが代表例だが、GARMINも『Vivofit』というライフログバンドをラインナップしている。ライフログリストバンドも活動量計も形状が違うだけで基本的な機能は同じだ。

ライフログを記録するというとずいぶん高度なことしているように感じるが、わかりやすく言ってしまえば、万歩計の機能を拡張したものと考えて差し支えない。Gセンサーの働きにより振動や移動を検出し、それを運動として記録しているのだ。

従来の万歩計は歩くときの振動を検出できるようにズボンのベルトなどに取り付ける必用があるが、ライフログリストバンドは腕につけていても、正しく歩数(GARMINではステップ数と呼んでいる)をカウントできる。これはGセンサーの信号を解析して判断しているようで、さすがに古くからの万歩計とは違うと感心させられる部分だ。

もうひとつ、ライフログが従来の万歩計と違うのは、データの閲覧性と記録についてだ。GARMINではユーザー向けのクラウドサービスとしてGARMINコネクトを提供しているが、ライフログのデータもGARMINコネクトに転送して保存しておくことができる。長期のデータも簡単に保存しておける上に、そのデータをグラフ化するなど、わかりやすく表示することができる。


◆ランニングウォッチの機能は10Jと同様

ランニングウォッチとしての機能は、ForeAthlete 10Jと全く同じであるようだ。仕様を比較しても、バッテリーの持続時間以外に違いは見つけられない。改めてその機能を紹介しよう。本機にはGPSレシーバーが内蔵されており、ランニングやウォーキング時に現在位置を測定する。それによって走ったコースや走行距離を記録。もちろん、走行時間などのタイムを測定することもでき、さらにタイムとGPSのデータを組み合わせることで、走行ペースや一定距離ごとのラップタイムなども測定できる。コース以外のデータはディスプレイにリアルタイムに表示可能だ。

単純なストップウォッチと違って走行距離や走行ペースを測定できるのがGPS搭載のランニングウォッチのメリットで、だれでも無理なく計画的な練習ができる。また、本機は外部センサーに対応しており、ハートレートセンサーを追加すれば心拍数を計測、記録することもできる。ハートレートセンサーは胸に装着するバンド状のセンサーで、GARMINからももちろん発売されているし、他社のものでも、「ANT+」規格に対応していれば使える。

使用できる外部センサーとしては他にフットポッドがあり、これを使用すると室内でのトレーニングなどGPSを使えない場所でも、走行距離を正確に測定することができる。本機はエントリーモデルの位置づけだが、センサーを追加することでより本格的なランニングウォッチにバージョンアップできるのだ。

さらに、信号待ちで止まったら計測を一時的にストップする自動ポーズや、仮想のライバルとディスプレイ上で競争できるバーチャル・ペーサー、一定の距離ごとにランニングとウォーキングを繰り返すラン/ウォークといったユニークな機能も搭載している。ラップタイムが計測できた時などにビープ音を鳴らすことも可能だ。
《山田正昭》

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