摩耶ロープウェー、10月からゴンドラ2台の通常運行に

鉄道 行政

ゴンドラ1台の暫定運行が続いている摩耶ロープウェーは、当初の予定より2カ月ほど早い10月11日から、2台体制の通常運行に戻ることになった。摩耶ロープウェーを運営する神戸すまいまちづくり公社が、このほど発表した。

摩耶ロープウェーは、神戸市灘区の摩耶山に敷設された索道路線。運転制御システムの更新工事に伴い2013年12月1日から運休し、当初は今年3月1日からの再開を予定していた。しかし、1月23日にシステム調整を行っていた際、営業用ゴンドラ「おりひめ」「ひこぼし」がホームに接触して破損。再開も5月21日まで延期された。

5月の再開時は損傷が少なかった「ひこぼし」と荷重ゴンドラを組み合わせた「片線運行」による暫定再開となり、「おりひめ」は損傷が激しかったことから改めて製作されることになった。新「おりひめ」は9月下旬の完成が予定されており、車内は夜間、発光素材を使ってイメージした天の川が現れるようにするという。

荷重ゴンドラの搬出と新「おりひめ」の搬入を行うため、摩耶ロープウェーは10月6日から10日まで運休し、翌11日から新「おりひめ」と「ひこぼし」の2台による通常運行を再開する予定。「片線運行」による暫定再開時点では12月頃の通常運行再開を見込んでいたが、2カ月早い再開になる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース