神戸発動機は、9月30日で鋳造工場を閉鎖すると発表した。
同社が製造する船舶の主機関を構成する大物部品「台板」や「架構」の製造では、鋳物製から板金製に特性が移行しており、鋳物工事量が減少している。今回、経営合理化の一環として、設備過剰となり、コストアップ要因にもなる鋳物製品は、内製から外注先からの調達に変更することを決定、鋳造工場を閉鎖する。
鋳造工場は、三菱重工業の神戸造船所二見工場内の土地建物を賃借しており、閉鎖と同時に三菱重工に返却する。
鋳造工場の閉鎖で関連設備の処分によって特別損失が発生する見込みで、影響額については現在算定中としている。